Mental Circus 時代に勉強した統一場心理学の活動をやめてしまったのは今年の2月。



当時、いつかは統一場心理学を仕事に・・・と考えていた。実際、その一歩手前まで行っていた。



やめた理由は色々あるし、個人的なことも含むので多くは語れないけれど、気持ちが整理された今、改めて自分を見直したとき、やはり「家族」をとった気持ちが大きいのかなと思うときがある。



家族といっても、うちには夫と猫のソーキチしかいない。時間はたっぷりあるし、家のことと両立だって不可能じゃないと、端から見たら思うかもしれない。夫も好きなようにしていいと言ってくれていた。



それでも家族を選んだ。そしてその選択は間違いじゃなかったと感じている。



夫の帰りが毎晩遅い。今に始まったことではないが、最近は特にひどい。毎日のように終電、夜中の1時過ぎに帰ってくる。どうしてこんなに遅いの、と面と向かって責められない。飲んだりしているわけではなく、純粋に仕事だと知っているから。同じ職場にいた私には、彼の大変さがよく分かる。それでも、土曜出勤さえもしている彼を見て、会社は私の夫を殺す気か、と憤りを感じるときが多々ある。



彼が眠るのは当然、2時とか3時とかになる。そして朝は8時には出かけている。明らかに寝不足だから、朝食は食べない。というか、体が受け付けないらしい。昼ぐらいは外に出たいといって、お弁当も持っていかない。



そんな風だから、私としてはせめて夕食ぐらいしっかり食べてもらおうと考える。だから彼が帰るまで起きて待っていて、彼よりも遅い時間に床に就く。当然、朝は早く起きられない。



とてもじゃないが、夫の生活に合わせながら仕事と家事を両立するなんて、私には無理だ。もちろん、超がつく忙しさの彼に、家事のシェアを頼んだって、実行できるわけがない。
(と言いつつ、朝のゴミ出しは進んでやってくれてる。助かってます)。



今の生活に不満はない。忙しいからといって給料があがるわけではないけれど、それでも私は自由気ままにやらせてもらえて、心から感謝している。夫の身体は心配だから、食事を気をつけたり、なるべく話し聞いてストレス解消の手助けをしたいと思っているし、彼がグチを吐き出せるのは私しかいないという自負もある。私自身がそうしたい、と強く願っている部分もある。



それでも・・・統一場心理学はやめてしまったけれど・・・ホンネを言うと、私には他にやってみたい仕事がある。そして今、その目標に向かって年単位の準備を始めた。でもその仕事、数年後には果たして実行できているのだろうか?



リアルな世界の多くの人は、私が仕事も家事もバリバリこなせるタイプだと感じるらしい。



でも実際は違う。私はとても不器用で融通のきかない人間。片方に夢中になると、片方がどうしてもおろそかになる。その落差は激しい。もしホンキで仕事を始めたら、家事は絶対にこなし切れない。そして、そんな自分が許せなくなってしまうかもしれない。



ときどきこんな風に、見えない未来に迷うことがある。毎晩疲れて帰ってくる夫の姿を心配しながら、こんな生活がいつまで続くのだろうかと、かすかな不安を感じてしまう。



久しぶりに単発の仕事が入ったので、いつもより早起きをした。今、洗濯機を回している。これから干して、夕食の下ごしらえをして・・・。今日は午後からだから良いけれど、もしフルタイムでしかも毎日働いているとしたら、どうなるのだろう。そう考えたら、PCに向かわずにいられなくなった。