夫が旅の思い出に童話を書いたので公開したいと思います。
屋久島は、彼にとってもお気に入りの場所になったようです。



ちなみに、「アンデルヘン」がペンネーム。
有名な童話作家とは一切関係ありませんので、ご注意を・・・(^_^;)



----------------------------------------------------



むかーしむかし、
ある島に美しい砂浜がありました。

浜を歩くと、
やがて交互に丸い足跡らしきものがありました。

たどってゆくと
波打ち際から離れた砂浜に、
こどもが寝転んだぐらいの大きさで
深さ15センチ程度の窪みがたくさんあります。



Rimg0088_1 何でしょう?

誰かが落し穴にハマったのでしょうか?

いいえ、
足跡の正体は海亀で、
窪みは海亀が産卵した跡なのです。

砂浜は500メートルくらい続いていますが、
窪みも足の踏み場もないほどあちこちにあり、
ずっと続いています。

窪みをよく見ると
小さな小さな足跡がたくさん
放射線状に延びています。

これは?



そう、子ガメが出てきた足跡です。

足跡たちは窪みの山を乗り越えると、
一目散に海へ向かっています。

海亀たちはどんな一生を送るのでしょうね?
少しばかり覗いてみましょうか。

ちょうど日が暮れて暗闇になりました。
月の光を海面が反射して明るく見えます。
子ガメは明るい方に進んでくるようですよ。



ほら、また1匹子ガメがやってきました。

必死に歩いているので、
ウサギが歩くくらいのスピードがあります。
波打ち際までやってきて、
打ち寄せる波が消えたとき、子ガメの姿もなくなりました。

さあ、大航海の始まりです!