むかーしむかし、
子ガメが一匹、砂浜を越えて海まで辿り着きました。



アカウミガメの子・カァートルは、
歩かなくてよくなったので一瞬ホッとしましたが、
水の中では息ができないことに気付き
すぐに慌てました。

もがいているうちに頭が水面より上になったので、
こうすれば息が吸えるんだと
わかりました。



泳ごうと試みましたが、思ったように進みません。



そのかわり、
カラダが勝手に移動しているのを感じます。
そう、海流で流されているのです。

カァートルはどうしようもなく、
ただ流れに身を任せるしかありません。



この先どうなるのやら・・

Rimg0160_1 夜が明けて朝になりました。



カァートルのまわりに
小魚の大群がやってきました。
と同時に何かの鳴き声がし始めました。

バシャ!ジュボッ!

カァートルの近くで
何かが水中に飛び込んでは
飛び出していきます。



そう小魚を狙う鳥の大群です。



「自分も食べられてしまう!」



カァートルは必死にもぐりました。
小魚の群れがすごい勢いで散ったかと思ったら、
次の瞬間、
今度はサメが歯をむきだしてやってきました!

カァートルは驚いて水面まで逆戻り。

絶体絶命!?

しかし、幸いに鳥山はすでに移動して、
サメも小魚を追ってどこかへ消えていました。