ここのところ引きこもりに近い生活を送っていたせいなのか、それともこの不安定な陽気のせいなのか、どうも最近、過去の嫌な記憶ばかり思い出すようになっていました。夢のなかでその記憶がよみがえり、泣きながら目覚めることもありました。



外の天気とは裏腹に、特に昨日の私のこころは大きく荒れ模様。そんななかふと、過去の自分に手紙を書いてみようと思い立ちました。



私を責めたあの人に、本当は言ってほしかった言葉。



自分ではどうしようもできなった、愛する人との別れ。



粗末な扱いに抵抗できなかった自分の弱さ。



思うままに綴るうちに記憶がとめどなく溢れて、涙がたくさんこぼれました。耐え切れなくなって、夫にすがって泣きました。



泣きやんで少し落ち着いた頃、辛い思い出たちが私に向かって、「ごめんなさい」と謝ってくれたような気がしました。その姿をイメージのなかで見たとき、こんな気持ちが湧き上がりました。



謝ってくれるのは嬉しいけれど、でも私の過去は戻らない。苦しんだ日々を逆戻りしてやり直すことはできない。辛いけれど、後悔もいっぱいあるけど、嘆いているだけでは始まらないことに、今やっと気づいたよ。



そして手紙の最後にこうしめくくりました。



過去の大嫌いな私へ。
あんなに頑張ってきたのに、嫌ったり責めたりしてごめんね。あなたが悪いわけじゃなかったのに、あなたはただ一生懸命だったのに、それをわかってあげられなくてごめんね。



過去の頑張った私へ。
あの辛い状況の中で、よく頑張ったね。よく命をつないだね。愛と自信をありがとう。支えてくれてありがとう。



自然に出てきたこの言葉をしっかりと胸におさめた瞬間、心のざわめきがおさまり、穏やかな気持ちになることができました。



未来の私へ。
これからもよろしくね!