同じアパートに住む隣人さんが急逝しました。



昨日の夕暮れ、アパートの前に救急車が止まり、隣人のご主人が部屋から運び出され、心臓マッサージと酸素吸入を受けていました。



救急車はしばらく停車したままでした。車体が揺れていたので、車内で心臓マッサージやAEDを施していたのでしょう。



夜中に奥さんが部屋に戻った気配を感じたので、大丈夫だったのかなと少し安心していました。



しかし今日の昼過ぎに奥さんが、ご主人が亡くなったことを知らせてくれました。急性心不全のようなもので、救急車のなかですでに手遅れだったそうです。



都会のアパート暮らしでは近所づきあいがほとんどないのが普通なのですが、そこのご主人とは、お互いに飼っているペットを通じてよく会話を交わしました。



外で会えば挨拶をし、ペットの様子を報告し合ったり、病気や病院に関する情報交換をししていました。



特に猛暑だった今年の夏は停電が心配で、旅行の際には、何かあったら連絡してね、と頼んで出かけました。けっきょく停電はなかったのですが、留守中に大型台風が関東を直撃したときは、外から私たちの部屋の様子をチェックしてくれたようでした。



ご主人との会話が思い出されます。動物が大好きな方で、愛犬を亡くされたときはとてもショックを受けていました。もっと広い家に住んで、犬や猫をたくさん飼いたいとも言っていました。



報告を聞いたとき、少し泣いてしまいました。まだ40代前半なのに早すぎる。命ってはかない。



葬儀で最後のお別れをしてこようと思います。