ケトアシドーシスからは完全に脱し、やっと体重も増え続けています。元気なときの体重が5キロ。重症時が4キロ。そしてただ今4.5キロ。



しかし・・・・・・・・



体重が増える=食べる量が増えている→血糖値が上がる=インスリンの量が安定しない!



今はこういう感じで、インスリンを増やしても血糖値が上がっております。まだまだ試行錯誤中。入院もまだ続きそうです。



インスリンのコントロールはまだまだですが、本猫はすっかり元気です。家にいるときみたいにスリスリしたり、伸びをしたり爪とぎしたり。ご飯ももりもり食べてくれています。毎日1時間くらい会ってスキンシップしてるんですが、最近では私が帰ろうとしても、「あ、帰るの。ボクはこのまま寝るよ~」という態度です。寂しさはありますが[E:despair]、それだけ元気になり、病院にも馴染んだという証拠でもあります。



新しい病院の様子も少しずつわかってきました。



病院には当然ながら、猫、犬、鳥など、たくさんの動物がいます。たいていゲージのなかに閉じ込められいるのですが、この病院では、元気な動物たちは院内を歩きまわっています。動物が生活のなかに溶け込んで伸び伸び暮らしている雰囲気。夫もこの風景がとても気に入っていて、「今日はあの猫がどうだった、この犬がこうだった」と毎晩報告して、二人で大笑いしています。



スタッフの方が「ごゆっくりどうぞ」と言って、ソーキチと二人だけの時間を作ってくれるのもありがたいです。新聞紙のトイレに慣れない頃は、自宅からもっていったタオルを毎日汚して、看護士さんが毎日消毒して洗ってくれていました(他の病院ではどうなんでしょう)。



面会に行くたびに院長先生が病棟まで来て状態を説明してくれます。そして出て行くときは必ず、ソーキチの頭やあごをなでてくれます。そんな院長先生のしぐさに動物への愛情が感じられて嬉しくなります。見知らぬ人がいるとご飯を食べないソーキチですが、今日は院長先生がいる前でもバリバリ食べていました。



心配性の私を安心させようと、同じく糖尿病の重体から復活して退院が決まった猫ちゃんに会わせてくれたこともありました。



長期入院は初めてなので、その点は他の病院と比べようがないのですが、ソーキチを慎重に診てくれているのが伝わっています。



初めて病院を訪れたその日、夫はすぐに院長先生の経験の豊富さと人柄を見抜き、ここにお願いしようと即決していました。心配性の私は不安のほうが大きかったのですが、今では安心してお任せしています。おまけに自宅から通いやすくて治療費も良心的。そして何より、ソーキチがゆっくりではあるけど、確実に毎日元気になっている事実。



ソーキチ、これからも毎日会いに行くよ。だからもう少し病院で頑張ろうね!