2008/1/2(水) 午前
旅の最後の日は、和琴半島の散策路を歩いてみることにしました。旅館を出て車で数分。雪が少ないのでスノシューは不要!
雪といえば、摩周湖のレストハウスで「今年は雪が少ない」という話しを聞いたわけですが、三香温泉のご主人によると、今年はこの時期になっても屈斜路湖が凍っていません。弟子屈に長年住んでいるお年寄りが「こんなこと初めてだ」とこぼしていたそうです。
和琴半島(わことはんとう。アイヌの友人は「わっこと」と呼んでいました)を一周できる自然探勝路は約2キロ。トドマツ、エゾマツ、ミズナラなどの大木が多く生息しています。
幹が不自然にはげた場所はきっと、クマゲラの食痕なのでしょう。
雪が少ないだけで積もっていないわけではありません。雪をかきわけながらの上り坂はなかなかツライ!
半島の突端に着きました。ところが・・・
おまけに近くからコオロギの鳴き声が・・・!
なぜここだけ冬じゃないの??
「オコヤツ地獄」。ここは地熱が高くて土壌の酸性が強く、冬でも雪が積もらないのです。一年を通じてコケが生えるため、マダラスズが元気に鳴いているのです。
展望台から下を見下ろすと湯気が上がっています。この風景が「地獄」。この岸壁の下には自然に湧き出た露天風呂もあるのですが、カヌーや船で行くしかないっ!
いやこの風景にちょっとオドロキ。だって、ここだけがすっぽりと抜け出たようにまったく違う世界なんだもの・・・。
こんな地形なので、和琴半島は温泉の宝庫。湖畔には無料で入れるお風呂がいくつかあります。
そのひとつ。
実は数年前にこの温泉に入ったことがあります。ある夏の夜、アイヌの友人夫婦と私たち4人で混浴した(!)思い出のお風呂。しかし慌てるなかれ。この浴室には電気がなかったので、真っ暗で何も見えなかったのです(ホッ)。中がこんな風になっていたとは、○年目の真実!
1時間半ほどの散策を終えると時間はすでにお昼です。
摩周湖駅に立ち寄り、豚丼をいただきました。
いよいよ旅も終盤です。いやでも釧路空港に向かわなければなりません。
コメント
コメント一覧 (2)
退院が待ち遠しいですね。[E:happy01]
北海道って、どこも真っ白な銀世界かと思ったら違うなんて[E:sign02]
コオロギがいるなんて、自然界ってすごいな~。
でも屈斜路湖が凍らないって、やっぱり温暖化の影響なのかな。
自然と温泉を満喫した旅行も、終盤にきちゃったんですね。
お返事遅くなってごめんなさい。
冬の北海道にコオロギなんて、自然って本当に不思議。ニンゲンの想像の域を超えますよね。
旅もいよいよ終わり。でもちょっとPCの調子が悪くて、更新が遠のいています。気長にお待ちください。