◆8月31日(月)[E:cloud]→[E:rain]
室堂に到着です。
ちなみに立山連峰のエリア図はこちら。以前、信濃大町から黒部ダムまで行ったことがありますが、今回は富山方面からのアプローチということですね。
空はどんよりして太陽が出ていません。このままキャンプ場へ直行することも考えましたが、せっかく来たので、室堂山展望台まで登ってみることにしました。こちらの地図の青いコースです。大きな荷物は室堂駅にデポして(この場合の“デポ(預ける)”とは、邪魔にならないところに適当に置いておくという意味です)、貴重品、レインウェア、おにぎり、水、ストック(私だけ)を持って行きました。実は前から痛めている左足が疼く時がまだありまして、ストックは必須。
途中で警察官詰所に寄って、明日の天気について情報を集めました。若いお兄さんが親切に対応してくれました。昨今の山岳警備隊は超多忙なんだろうなあ。ついでに明日の入山届を提出してきました。
1時間ほどのコースだから楽勝だと思っていたのに・・・・急坂のうえ浮き石が多くて歩きにくく、寝不足も手伝ってか、辛いのなんのって[E:sweat01]。ストックを持っていかなければ途中で引き返したかも。
雷鳥のぬいぐるみリュックを背負った女の子が家族と一緒に登ってきたのですが、あっという間に追い越される始末[E:gawk]。
昼ごろ展望台に到着。しかし霧がかかって周囲の山が見えません。持参したおにぎりの残りを食べながら、待つこと15分。
霧が晴れて、立山カルデラを雲海とともに見下ろすことができました。
帰り道で急に雨が降り出しました。霧雨が徐々に本降りに。
このあとすぐ雨に降られて・・・・・・
出発の前日に新調したばかりのレインウェアの上下がさっそく大活躍です。ちなみ新しいレインウェアはこちら。ダンナの見立てでメチャお気に入り♪。
ただ、あっという間の本降りだったため、上に着ていた長袖の綿の衿シャツを濡らしてしまいました。実はこれが後々、困ったことに発展するのです。
展望台方面から見下ろした室堂ターミナル。
ターミナルに戻ると、いつの間にかツアー客が増えてる。おまけに雨まで降ってきたものだから、建物の中は人でいっぱい。自販機で温かいココアを買って、広い階段の端っこに腰をおろし雨がやむのを待ちました。
雨がやみ、1時半ごろ、雷鳥沢のキャンプ場に向かって出発。ルートは、みくりが池を地獄谷を経由します(こちらの地図の黄色とピンクの道です)。
40分ほどの緩やかな道のはずなのですが・・・・・つ、つらいっ[E:crying]
私は寝不足で、夫は荷物が重くて二人とも足が進まないのです。地獄谷沿いはガスが強くて早足で過ぎなくてはいけないのに、のろのろのろ。咳き込んでしまいました。
キャンプへ着いた頃、再び霧雨が降り始めました。急いでテントを設営し、明るいうちにお風呂に入りに、近くの雷鳥沢ヒュッテへ行きました。スーパー銭湯とはいかないまでも、ちゃんとドライヤーもあって、山小屋にしてはかなり上等です。
テントに戻ってコッヘルでご飯を炊いて、持参したレトルト中華丼を食べ、野菜たっぷりお味噌汁を、それぞれのマグカップでいただきました。「マグカップなんていらねー」と言い放っていた夫ですが、私が無理やり持ってきたのです。バックパックにぶら下げておけば荷物にならないし。実際に使ってみると「便利だね~」とホクホクの亭主殿。私は、「そうでしょ?」と得意顔。
夜7時。早々と寝袋にもぐりましたが、展望台で長袖を濡らしてしまったため、服が足りません。外気温は5℃くらいでしょうか、寒くてなかなか眠れないのです。やはり山で綿シャツは厳禁ですね。
久しぶりの山とキャンプで危機管理力が鈍っていたらしく、実は今回の旅ではこのほかにも小さな装備トラブルがちょこちょこありまして・・・・・・(割愛)。
しかし、徐々にテント内の気温が温まってきて、なんとか寝付くことができました。
コメント
コメント一覧 (4)
話にも聞いていたけど、写真付で読むと
よりリアリティが増すね~。
テントの中で寒くて震えているそこそっこさんが想像できます・・・・。
寝不足といい本当に大変だったね。
でも、それだけ思い出深い旅行になったのでは?
続き、楽しみにしてるね♪
コメントありがとう!
ちっちゃいトラブルもあり、体力的にきつくもあり…色々な意味で思い出に残る旅だったよ。
ツアーじゃこういう思い出は味わえないよね。
まさに雲の上、という感じなのですね。
室堂って途中駅なのかな、と思ったら、登山者のターミナルなんですね。(蒼のコースは登山と言うよりはハイキングなのかな? でも、ガレ場とかあるんだったら、軽登山靴くらい欲しいところですよね。)
真下に雲を眺める眺望って素敵ですよねー。わざわざ昇ってきた甲斐があるという物ですね。
山の天気は変わりやすいし、そもそも雲の中にいるような物だから、あっというまにズブ濡れになるのでしょうね。お気に入りのレインウェアがあって良かったですね。
最初っから着ていったわけではなくて、雨が降ってからバックパックから取り出して着た、ということなのかな。それだと少し濡れちゃいますね。
みくりが池はいいけど、血の池ってなんかおどろおどろしいですね。地獄谷と言うから、噴火活動でもあるのでしょうか。ガスが出ているのですね。吸い込むと大変なのに、ノロノロとしか歩けなくて、それは一苦労ですね。
テントの組み上げはもう手慣れた物なのでしょうね。テントサイトにはお風呂がついているのですか。それは身体が温まりますね。というかテントサイトの近くにヒュッテがあるのか。面白い世界ですね。
コッヘルでご飯炊くなんて、まさにキャンプの世界ですね。ガスバーナーなんでしょうね。SordのCamping Gaz みたいな。
テント、服脱いで、シュラフには入って仕舞えば良かったのではないですか?3シーズン用のシュラフなら暖かいと思うんだけれど。
なかなかにワイルドなアウトドアライフですね。
そうですね、山だと最初からカッパを着ていることはほとんどなくて(歩いてると汗書いちゃいますから)、雨が降りだしたら着るという感じです。多少濡れても、化繊のシャツを着ていればすぐ乾くから問題ないんですよ。
シュラフは夏用です。以前に秋の上高地に行った時はシュラフにプラスインナーシュラフというのを持っていったのですが、今回はそれほど寒いとは思わなかったので…
とにかく服装がちょっと失敗でした。