最近のソーキチ。
ケトアシドーシスから無事脱却できました!
そしてやっと病院にも慣れてきました。目の輝きが家にいるときと同じ感じになり、ご飯もたくさん食べています(このまま病院のネコになっちゃいそうで、飼い主としては少々フクザツ)。
しかしご飯を食べ始めたら、今度は血糖値が上がり始め(食べてるから当然なのですが)、これまでの最高値の記録更新(>_<)・・・ということで、インスリンの量を増やしたり減らしたり、まだ試行錯誤が続いています。
前の病院のモニター半日入院は3日間。ネコがストレスに弱いからという理由で早目の自宅治療に切り替わったわけですが、それが裏目に出て低血糖の発作を起こしてしまいました。血糖値が一番低くなる時間で測定不能だったとしても、病院にいるときはストレスがかかり実際の血糖値は少し上がるみたいです。だから家に帰ってリラックスしたとたん、低くなりすぎて倒れてしまったのだと想像しています(現在のドクターも同じ見解)。
しかし今回は病院の環境に慣れました。ということは、ストレスフリーの状態、つまり自宅にいるときと近い状態でインスリンの量をモニターできるということでもあります。自宅治療のリスクが軽減されますから、もう少し時間をかけて、きちんとモニターしてもらうことにしました。
(※病院で写真をいっぱい撮っているのですが、ケトアシドーシスでかなり痩せて、ブログに載せるのはちょっと忍びないです。もう少し元気な姿になるまでお待ちください)。
こんな感じで私もやっと少し安心したので、ソーキチのいぬ間に、友人を誘ってルーヴル美術館展に行って来ました。
大盛況。平日の昼間なのに入場制限が入っていました。テーマは「フランス宮廷の美」。フランス国王ルイ15世からルイ16世のフランス革命までの宮廷の調度品や小物を展示していました。
ルイ16世・フランス革命といえば、王妃マリー・アントワネット。贅沢三昧で国民の生活を苦しめた王妃としても有名です。ロココの王妃、とも呼ばれていました(以上、漫画「ベルサイユのばら」からの知識)。
そんな時代だけあって、小さな嗅ぎ煙草入れひとつとっても、金やダイヤモンドを散りばめた豪華品が!目がチカチカしそう。
銀であしらわれた食器や前菜入れなんかを見ても、「こんな大きいもの、置き場所に困るよね」。
これが庶民の感覚というものでしょう。
メチャでかい中国製の壷なんか見ても、繊細に彫刻された置物を見ても、「埃がたまって、掃除が大変そう」。
・・・私は絶対、大富豪にはなれませんね。
こんな風に書くと、「つまんなかったの?」と言われそうですが、いえいえどうして、十分楽しんで参りました!金・銀・ダイヤ、繊細で精巧な調度品、女性なら一度は憧れるものだと思うから・・・かくゆう私も、小さい頃はマリー・アントワネットの寝室のような天蓋付きベッドに憧れ、どうやってベッドにカーテンをつけてやろうかと幼い頭をひねっていたのですから。
入場者の9割が中高年のおばさまたちなのも頷けます(って、私もそのひとり[E:coldsweats01]???)。きっとみんな、子どもの頃の憧れを胸に秘めてため息をついていたのでしょうね。
小さな肖像画がはめ込んである小物入れや煙草入れもありました。これって、現代人が愛する人の写真を定期入れに入れたりするのと同じ感覚なのかしら。ひと昔前は、ロケットペンダントも流行ってたし。
人間の求めるものって、今も昔もさほど変わらないのかもしれませんね。