桜の花の咲くころに。。。

桜が咲く時期に生まれました。愛猫のこと、旅行記、その他いろいろ記録。 ※別のブログから引っ越ししたので、リンク先が正確でない過去記事がありますがご了承ください。

2008年03月

2008/1/2(水) 午前



旅の最後の日は、和琴半島の散策路を歩いてみることにしました。旅館を出て車で数分。雪が少ないのでスノシューは不要!



雪といえば、摩周湖のレストハウスで「今年は雪が少ない」という話しを聞いたわけですが、三香温泉のご主人によると、今年はこの時期になっても屈斜路湖が凍っていません。弟子屈に長年住んでいるお年寄りが「こんなこと初めてだ」とこぼしていたそうです。



和琴半島(わことはんとう。アイヌの友人は「わっこと」と呼んでいました)を一周できる自然探勝路は約2キロ。トドマツ、エゾマツ、ミズナラなどの大木が多く生息しています。



Rimg1035 幹が不自然にはげた場所はきっと、クマゲラの食痕なのでしょう。



雪が少ないだけで積もっていないわけではありません。雪をかきわけながらの上り坂はなかなかツライ! 







半島の突端に着きました。ところが・・・



Rimg1038 雪がないっ!



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おまけに近くからコオロギの鳴き声が・・・!



 なぜここだけ冬じゃないの??








Rimg1040 「オコヤツ地獄」。ここは地熱が高くて土壌の酸性が強く、冬でも雪が積もらないのです。一年を通じてコケが生えるため、マダラスズが元気に鳴いているのです。





Rimg1041  展望台から下を見下ろすと湯気が上がっています。この風景が「地獄」。この岸壁の下には自然に湧き出た露天風呂もあるのですが、カヌーや船で行くしかないっ!



 いやこの風景にちょっとオドロキ。だって、ここだけがすっぽりと抜け出たようにまったく違う世界なんだもの・・・。



こんな地形なので、和琴半島は温泉の宝庫。湖畔には無料で入れるお風呂がいくつかあります。



Rimg1043 そのひとつ。
 実は数年前にこの温泉に入ったことがあります。ある夏の夜、アイヌの友人夫婦と私たち4人で混浴した(!)思い出のお風呂。しかし慌てるなかれ。この浴室には電気がなかったので、真っ暗で何も見えなかったのです(ホッ)。中がこんな風になっていたとは、○年目の真実!



1時間半ほどの散策を終えると時間はすでにお昼です。
080102_13350001 摩周湖駅に立ち寄り、豚丼をいただきました。



 いよいよ旅も終盤です。いやでも釧路空港に向かわなければなりません。










今週に入ってやっとソーキチの体重が元に戻りました。元気で食欲も旺盛。ご飯を欲しがってなくようになったそうです。家にいるときと同じように甘えてくるようになりました。血糖値も安定し始めているのですが、大事をとってモニター入院継続中。



ソーキチが戻ってきたらまた忙しくなりそうなので、中断していた冬の道東旅行記を書き上げてしまうことにしました!(←果たして覚えているか?



前回の記事はこちら。最初から読みたい方は、「旅:道東未知との遭遇」のカテゴリーからどうぞ!



2008/1/2(水) 朝



三香温泉の翌朝、朝食をいただいてから再び露天風呂へ。これがご主人自慢の露天風呂です。





Rimg1032 立派です。朝からこの広さで貸切露天風呂~!







 Rimg1033 女湯は周りを背の高い柵で囲まれていましたが、男湯からは屈斜路湖が一望できるのです。ご主人にお願いして男湯で家族風呂させてもらえば良かったかなー。



 お湯の温度は熱めなので、雪が積もっていてもゆっくり浸かればぽっかぽか。



それに・・・



Rimg1031 脱衣所には薪ストーブもあります。薪をくべてみたかったけど、小心者のそこそっこ、怖くてできませんでした(>_<)。



 休憩所の窓から見えるエサ台にエゾリスがやってくるそうです。私たちが起きる少し前に来ていたみたい。





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 ここでエゾリスさんがご飯を食べていたんですね。会えなくて残念。



 でも他のエサ台にコガラ、コジュウカラ、ミヤマカケスが来ていました。



連泊したい気持ちを抑えながら、とうとうチェックアウトです。玄関の外で、ご主人ご夫妻とお母さまが見送ってくださいました。ああまた涙が・・・そういえば屋久島のキャンプ場でもこんな別れだった。たった数日なのに、たった一泊なのに、旅先での別れってどうしても泣いてしまうんです。



宿に着いてから知ったのですが、ご主人は年内でこの宿を手放すつもりだったそうです。でも売却がなかなか進まず、春まで延期になったとか。



偶然とはいえ、閉鎖される前に滞在できてよかったと思う反面、この個性あるあたたかな宿がなくなってしまうのはとても残念です。


今日の面会のとき、痩せていたソーキチの背中が、ほんわり丸みを帯びてきたのを感じました。
そういえば、顔も再び横長になりつつある・・・・[E:happy02]♪
足も、以前のようにタラバガニの太さに・・・[E:lovely]!



嬉しくて、やっと写真を公開する気持ちになれました~。



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 こんなドアップ、携帯カメラでは初めてかも。





 でも今日はちょっと食欲なかったんです・・・
   明日はたくさん食べようね!






ケトアシドーシスからは完全に脱し、やっと体重も増え続けています。元気なときの体重が5キロ。重症時が4キロ。そしてただ今4.5キロ。



しかし・・・・・・・・



体重が増える=食べる量が増えている→血糖値が上がる=インスリンの量が安定しない!



今はこういう感じで、インスリンを増やしても血糖値が上がっております。まだまだ試行錯誤中。入院もまだ続きそうです。



インスリンのコントロールはまだまだですが、本猫はすっかり元気です。家にいるときみたいにスリスリしたり、伸びをしたり爪とぎしたり。ご飯ももりもり食べてくれています。毎日1時間くらい会ってスキンシップしてるんですが、最近では私が帰ろうとしても、「あ、帰るの。ボクはこのまま寝るよ~」という態度です。寂しさはありますが[E:despair]、それだけ元気になり、病院にも馴染んだという証拠でもあります。



新しい病院の様子も少しずつわかってきました。



病院には当然ながら、猫、犬、鳥など、たくさんの動物がいます。たいていゲージのなかに閉じ込められいるのですが、この病院では、元気な動物たちは院内を歩きまわっています。動物が生活のなかに溶け込んで伸び伸び暮らしている雰囲気。夫もこの風景がとても気に入っていて、「今日はあの猫がどうだった、この犬がこうだった」と毎晩報告して、二人で大笑いしています。



スタッフの方が「ごゆっくりどうぞ」と言って、ソーキチと二人だけの時間を作ってくれるのもありがたいです。新聞紙のトイレに慣れない頃は、自宅からもっていったタオルを毎日汚して、看護士さんが毎日消毒して洗ってくれていました(他の病院ではどうなんでしょう)。



面会に行くたびに院長先生が病棟まで来て状態を説明してくれます。そして出て行くときは必ず、ソーキチの頭やあごをなでてくれます。そんな院長先生のしぐさに動物への愛情が感じられて嬉しくなります。見知らぬ人がいるとご飯を食べないソーキチですが、今日は院長先生がいる前でもバリバリ食べていました。



心配性の私を安心させようと、同じく糖尿病の重体から復活して退院が決まった猫ちゃんに会わせてくれたこともありました。



長期入院は初めてなので、その点は他の病院と比べようがないのですが、ソーキチを慎重に診てくれているのが伝わっています。



初めて病院を訪れたその日、夫はすぐに院長先生の経験の豊富さと人柄を見抜き、ここにお願いしようと即決していました。心配性の私は不安のほうが大きかったのですが、今では安心してお任せしています。おまけに自宅から通いやすくて治療費も良心的。そして何より、ソーキチがゆっくりではあるけど、確実に毎日元気になっている事実。



ソーキチ、これからも毎日会いに行くよ。だからもう少し病院で頑張ろうね!


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